千葉公園

大賀ハス
園内のハス池には、約2000年前(弥生時代後期)の世界最古の花といわれる古代ハスの「大賀ハス」を育成している.
植物学者であり、ハスの権威である大賀一郎博士が発見し、この名がついた。
昭和26年(1951)、検見川厚生農場(現:東京大学検見川総合運動場)で、大賀博士が発掘調査を行い、発芽に成功させ、米国版「LIFE」に世界最古の花として大々的に掲載され、世界的に反響を呼んだ。
国内外150ヵ所以上に分根され、友好と平和の使者として親しみ愛されている。
平成5年(1993)には、千葉市が政令指定都市に移行した際、記念として「市の花」に制定された。
6月上旬に開花が始まり、中旬から7月上旬に開花に最盛期を迎える。
1輪の大賀ハスの花が開くのは4日間。花が最も美しいのは開花2日目で、6:00~8:00ごろに全開になる。
池の端には、蓮の花をモチーフとした蓮華亭があり、大賀ハスの資料を展示している。(入場無料)

陸軍鉄道第一連隊演習所跡地
千葉公園は、陸軍鉄道第一連隊演習所跡地に整備された面積21ヘクタールの公園である。
陸軍鉄道第一連隊は、戦地の鉄道の敷設・保守・修理などを担っていた。
園内には、工事演習用のコンクリートのトンネルや、架橋演習用の橋脚が現存している。
第二次大戦中に旧日本軍がタイからビルマ(現ミャンマー)へ軍事物資を輸送するために建設した泰緬鉄道(たいめんてつどう)が有名で、タイ西部のクウェー川鉄橋は、『戦場にかける橋』の舞台となった。

荒木克業大尉銅像(あらきかつなりたいいどうぞう)
昭和7(1932)年12月3日、満州興安嶺作戦で、鉄道第一連隊の荒木中尉は、敵が日本軍の前進阻止のために放ってきた突放車を身を挺して脱線器を装着して脱線させた。
荒木中尉は突放車の積載岩石の下敷きとなり、壮烈な戦死をとげた。
荒木中尉の犠牲的精神は、日本中に報道され、鉄道第一連隊の名は全国に知れ渡った。戦死後大尉に昇進。
千葉公園の池を見下ろす小高い丘は、「荒木山」と命名されている。

千葉県千葉市中央区弁天3丁目1