蓮池通り

現在の中央区中央(「きぼーる」向かいの小さな通り)で、大正から昭和初期にかけて、かつてとても賑わった通りで、「蓮池通り」と呼ばれていた。
今の千葉銀座通りの中ほどあたり、水田の中に大きな蓮池があり、それが埋め立てられて、歓楽街となったことから、蓮池と呼ばれた。
料亭が並び、芸者さんたちが行き来する路地で、客筋としては、四街道、習志野、下志津などから来る若い陸軍将校、医専の先生、役人、町の旦那衆などが来た。
勝新太郎の父親で、長唄三味線方の杵屋 勝東治(きねや かつとうじ)も、この地で、蓮池芸者に三味線や長唄の指導をしていた。
「蓮池の碑」は、徳田秋声の「縮図」と当時の「蓮池」を偲び、昭和42年に地元有志により建立された。
この徳田秋声の包摂「縮図」は、日本近代小説の一角を代表する傑作と言われている。
ヒロインの芸者銀子と、千葉医学専門学校(現在の千葉大学医学部)出身の栗栖との実らぬ恋を描いている。
映画「縮図」は、新藤兼人監督、音羽信子主演で、昭和26年映画化された。
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